キノコ3 (29)
今回は存在感に焦点をあてたキノコの話である。 フユヤマタケ(冬山茸: Hygrophorus hypothejus)というキノコがある。初めてみたのは道の駅である。プラスティックのトレイに、傘の直径が1.5〜2.5cmほどの華奢な薄茶色のキノコが入っていた。量も少なく、調理しても一口二口で終わりそうな感じであったが、未食の可食菌は原則として食べることにしているので、買い求め食べてみることにした。若干のぬめりが有る本体を軽く湯通しし、ナメコのようにおろし和えにして食べてみた。すると、有るか無きかの量にもかかわらず、しっかりとした歯ごたえが有り、口中に旨味が広がった。 これに味をしめた自分は、後日…